【詳細】 ポートトランキング機能とはどのような機能でしょうか。 【対象製品】 TS-RXL/R5シリーズ、TS-XL/R5シリーズ、TS-WXLシリーズ 2本のLANケーブルを使用して二重に通信経路を確保することでLANポートを冗長化し、 通信の信頼性を高めることができます。 LANケーブルの二重化により、片方のケーブルが断線しても、TeraStation?へのアクセスが 可能です。 ※ポートトランキング機能を使用するには、別途ハブまたはインテリジェントスイッチが必要です。 TeraStation? で設定できるポートトランキングのモードは次の通りです。 ■Round-robin policy:  耐障害性と負荷バランシングに対するラウンド ロビン ポリシーで  設定します。     ・Ether ChannelなどのTrunkingをサポートするインテリジェントスイッチと   接続する必要があります。 ・送信時: 1パケットごとにスレーブされたインターフェイスが順に   使用されます。 ・受信時: ネットワークスイッチ側の判断で使用されるスレーブ   インターフェイスが決定します。   ■Active-backup policy:  耐障害性に対するアクティブバックアップポリシーで設定します。  ・接続する ネットワークスイッチに特別な機能は必要ありません。 ・1つのアクティブインターフェイスのみ使用し、アクティブ   インターフェイスの障害時にはスレーブされた他のインターフェイスに   切り替わります。 ■XOR policy:  耐障害性と負荷バランシングに対する XOR (exclusive-or)ポリシーで  設定します。   ・Ether ChannelなどのTrunkingをサポートするインテリジェントスイッチと   接続する必要があります。   ・送信アダプター: 送信先のMACアドレスをキーとするハッシュで選択されます。   ・受信アダプター: ネットワークスイッチ側の判断で選択されます。 ■Broadcast policy:  対障害性用のブロードキャストポリシーで設定します。   ・全てのアダプターからパケットを送出します。   ・特殊なネットワーク構成において使用するもので通常の環境では    使用できません。 ■Dynamic link aggregantion(※2):  IEEE 802.3ad ダイナミックリンク集合ポリシーで設定します。     ・IEEE 802.3adに対応したネインテリジェントスイッチと接続する必要があります。   ・あらかじめインテリジェントスイッチの LACP(Link Aggregation Control Protocol)機能を   有効に設定しておく必要があります。   ■Adaptive transmit load balancing(TLB):  対障害性とロードバランシング用の送信ロードバランシング (TLB)ポリシーで設定します。  ・接続する ネットワークスイッチに特別な機能は必要ありません。   ・送信: アダプターの速度、負荷に応じて選択されます。   ・受信: 1つのアクティブアダプターのみを選択し、障害時には    他のアダプターに切り替えられます。