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disk消去

disk消去

ディスクにデータを書き込む

hddでもssdでもすべてのセクタにデータを埋めてしまえば良い

#zeroデータ
sudo dd if=/dev/zero of=/dev/sdX bs=4096 status=progress
#randomデータ
sudo dd if=/dev/urandom of=/dev/sdX bs=4096 status=progress
#shred 1回書込(標準で3回)

 sudo shred -v -n 1 /dev/sdX

参考

  • フラッシュメモリ

ライトアンプリフィケーションなどの機能があるために、フラッシュメモリを完全に消去するのは厄介です。デバイスのコントローラチップから見えるデータと、オペレーティングシステムから見えるデータの間には、透過的な抽象レイヤーが多数存在しており、データの書き込まれる場所が食い違っているために、特定のブロックやファイルを消去したとしても確実にデータが書き換えられているとは限りません。

(SandForce の全ての SSD に搭載されている) 透過圧縮などの“機能”は /dev/zero などのパターンストリームを圧縮してしまうことがあり、信じられないほど速く消去が終わってしまった場合、圧縮されてしまっている可能性があります。

Flash メモリデバイスを解体して、チップのハンダ付けを取り除き、中に入っているコントローラを使わずにデータの中身を解析することは 単純なハードウェア だけで簡単に行えてしまいます。データ復旧会社は安価にこれをしています。

  • 不良セクタ

ハードドライブが不良セクタを認識すると、セクタへのアクセスが遮断され、ソフトウェアからはその領域に書き込みできなくなります。それによって、完全な書き換えがその領域にまで及ばない可能性があります。ただし、ブロックサイズから考えて、理論上、その領域からリカバリできるサイズはあくまで数 KB ほどしかありません。

  • 残留磁気

最近の高密度なストレージデバイスでは一回ゼロやランダムデータで上書きした時点でデータは全て消去されます [1]。残されたビットからバイトパターンを復元することは基本的に不可能です

disk消去.txt · 最終更新: 2019/12/25 12:33 by nabezo