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eseutil

ESEUTIL †

ISINTEGも確認 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc419618.aspx

ESEUTIL は、Microsoft Exchange Server のインフォメーション ストアおよびディレクトリの整合性の、デフラグ、修復、チェックを行います。 インフォメーション ストア内のデータの使用や内容の影響を受けやすい ISINTEG とは異なり、ESEUTIL は、データベース テーブルやレコードの構造を検査します。 ESEUTIL は、Windows NT の system32 ディレクトリにあります。 これは、データベース毎に、Windows NT Server のコマンド ラインから、 実行することができます。

注意: ESEUTIL は、必ず、Microsoft Technical Support に相談の上、使用してください。 これは、トラブルシューティングのみの目的で提供されている、オプショナルのコンポーネントです。通常のメンテナンス ツールとしては使用しないでください。 ↑ データベースのデフラグ †

デフラグ オプションは、使用されている格納域を隣接させ、未使用の格納域を削除し、データベースを圧縮して、サイズを縮小します。 ESEUTIL は、データベース レコードを新規のデータベースにコピーします。デフラグが完了すると、元のデータベースは、削除されるか、ユーザーが指定した場所に保存され、新規のデータベースがオリジナルとして名前変更されます。このユーティリティは、不良なレコードを見つけると、停止して、エラーを表示します。

注意: データベースのデフラグには、処理されるデータベースのサイズの 2 倍に相当するディスク容量が必要です。

1.	コントロール パネルの [サービス] アプリケーションを使用して、ディレクトリを停止します。
2.	コマンド プロンプトで、 eseutil /d とデータベース スイッチ、およびその他の希望のオプションを入力します。

たとえば、以下のコマンドを入力すると、標準のデフラグ ユーティリティがディレクトリ上で実行され、新規のデータベースが指定したファイルに保存されます。

C:¥EXCHSRVR¥BIN> eseutil /d /ds /tc:¥dbback /p

ESEUTIL を実行するデータベースを指定するには、以下のデータベース スイッチのいずれかを使用します。 オプション 説明 /ds ディレクトリ /ispriv プライベート インフォメーション ストア /ispub パブリック インフォメーション ストア

データベース上で行なわれる操作を指定するには、1 つ以上のオプションを選択します。 オプション 説明 /b path 指定の場所で、元の圧縮されていないデータベースのバックアップ コピーを作成します。 /p 古い、圧縮されていないデータベースを元の場所に保持し、新しい圧縮されたデータベースを、デフォルトのファイル、¥Exchsrvr¥Bin¥Tempdfrg.edb に保存します。 /t filename 新しい圧縮されたデータベースの名前を変更します。 /o Microsoft Exchange Server のバナーを表示しません。 ↑ データベースの整合性のチェック †

整合性オプションは、データベース内で、破損または読み取りできない状態になっているレコードを検索し、結果を表示します。これは、データベースの整合性の検査は行いますが、検索されたエラーの修復は行いません。

1.	コントロール パネルの [サービス] アプリケーションを使用して、ディレクトリを停止します。
2.	コマンド プロンプトで、 eseutil /g に続けてデータベース スイッチを入力します。

たとえば、以下のコマンドを入力すると、サーバーのパブリック インフォメーション ストア上で一貫性のチェックが実行されます。

C:¥EXCHSRVR¥BIN> eseutil/g /ispub

オプション 説明 /ds ディレクトリ /ispriv プライベート インフォメーション ストア /ispub パブリック インフォメーション ストア ↑ 破損したデータベースの修復 †

Repair オプションは、データベース内の情報を評価して、その後、破損していない情報のみを使用して、データベース テーブルを再アセンブルします。データベースを修復する場合は、ISINTEG ユーティリティも実行しなければなりません。

1.	コントロール パネルの [サービス] アプリケーションを使用して、ディレクトリを停止します。
2.	コマンド プロンプトで、 eseutil /p に続けてデータベース スイッチを入力します。

たとえば、以下のコマンドにより、サーバーのディレクトリが修復されます。

C:¥EXCHSRVR¥BIN> eseutil /p /ds

eseutil.txt · 最終更新: 2019/06/30 12:22 by 127.0.0.1