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vmwareでlinuxの時間ずれ
  http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1033498

時間がずれる問題については、

  1. Linux自体が時刻がずれる可能性がある
  2. VMwareの仮想マシンでは時刻がずれる

と二つ要因があるので、分けて考えて頂くのがいいと思います。

まず、1番目のLinux自体が時刻がずれる可能性があるという点ですが、Linuxが 時刻を追跡する方法としては、pit、pmtmr、cyclone、hpet、tscがあります。 これは、ブートオプションでclock=pitという具合に指定することができます。 それぞれ、特徴がありますから、それを理解されて利用されるといいと思います。

Microsoft の説明では clocksource=pit を指定することを薦めているようです(Fedora 9に対して薦めているわけではないので表現をこのようにしています)。これはカーネルが一定時間ごとに受け取っているタイマー割り込みを元に時間を割り出すようにするという指定です。通常、この指定では徐々に実際の時間から遅れて行きます。なお、CPU の使用率は非常に少なくなります(このため、前述のインストール時のカーネル・パラメータではこれを指定しています)。

ほかには CPU がクロックに応じてカウントアップする TSC レジスタを元にする clocksource=tsc という指定があります。これは CPU のクロックに依存するため、CPU のクロックが動的に変更されるような最近の環境では使用すべきではありません(余計に不正確になります)。クロックが固定された環境(CPU : Pentium 4 2.60C GHz / Northwood)で試したところ pit と比較して時間のずれはかなり少なくなっていました。ずれる方向は逆で、この指定では徐々に実際の時間から進んで行くことが確認できました(環境によっては逆の結果になるかもしれません)。

さらに ACPI を用いて、その時間情報を元にする clocksource=acpi_pm という指定も使用できます。このカーネル・パタメータを指定した状態では pit を指定した場合と同様に徐々に実際の時間から遅れて行くことが確認できました。ただし、この遅れは pit の場合よりも緩和されていました。ただし、CPU の使用率はかなり上昇します。

pmtmrというのが、ACPI PM Timerを使うということらしい。 とりあえず †

/boot/grub/grub.conf

  kernel行の最後に
  divider=10 clocksource=acpi_pm
  をつける。
vmwareでlinuxの時間ずれ.txt · 最終更新: 2019/06/30 12:22 by 127.0.0.1